50代既婚男性との婚外恋愛

20代後半女性、50代の部長と婚外恋愛関係になってしまいました。

第5回「抑えきれない気持ち」

 登場人物はこちらを参照ください

 

前回のこと

前回、よく読み返してみると部長から一方的に体だけ触られたようになっていたが、その間会話はずっと続いており、部長は私に思いの丈をぶつけていた。

 

部長は私のことを初めて会った時から気に入っていたらしい

 

最初に会ったときに自分の好みのタイプだと思ったが、当時はそれだけの話。

それから何度もあっていく中で、話をしていても面白いと思ってくれていたようだ。

部長曰く「外見がいいだけではダメ」とのこと。

私としては至って普通に接していただけのつもりでいたが。

 

部長は地位のある人。

グループの中で一番偉い部長に、フランクに接してくれる人はほとんどいないらしい。

それも私のような20代の若い世代の人間は特に。

 

私は今までの職業人生のなかで、いわゆるオジサンが多い職場で働いてきた。

オジサンに接するのに慣れていたこともあって気軽に話すことができたのだろう。



キスの後

前回のキスからすぐに、知らない番号からSMSが届いていた。

「今日はありがとう。またね」

すぐに部長だと分かった。

 

連絡先の交換はしていなかったが、緊急連絡網に個人携帯の番号を載せていたのでその番号を見て連絡してきたようだった。

 

一緒に飲んだこの日は週のど真ん中で、次の日は普通に仕事だった。

部長は「疲れているので今日は休みます」と連絡してきた。

私はなんとか出社した。その後もショートメッセージでのやり取りは続いた。

 

その週の金曜日、飲み会があると部長から聞いていた。

部長はその飲み会のあった金曜日の夜遅くにメッセージを送ってきた。

 

「今日は酔ってます。あなたを狙ってないと言いましたがあれは嘘です。」

といった内容だった。

 

私にとっては「今更狙ってないなんてわけないだろ!」と突っ込みたくなったが、

部長は「下心ないよ」と言って私を誘った手前、キスしてしまったことなど気になっていたようだった。

 

その後、私のスマホのメッセージ機能がうまくいかなくなりLINE交換をした。

初めは LINE交換しただけで、特に連絡を取り合うこともなかった。

 

交換して数日後、朝目が覚めると連絡が入っていた。

前日の22時ごろに「こんばんは」と一言、その1時間後に「おやすみなさい」とメッセージが届いていた。

 

朝気がついたので「すみません!寝てました」と返したが

後日、聞いたところによると「会いたい」というメッセージを送りたくて連絡してきたらしい。

夜遅くになんの緊急連絡だと思っていたので、つい笑ってしまった。

 

この日以降、私は部長とほとんど毎日連絡を取り合うことになる。

大半が部長の私への抑えきれない気持ちを綴ったメッセージを受け取ることになった。