自分が婚外恋愛に足を踏み入れるなんて思いもしなかった。
年の差は25歳、地位もある、妻子もある人とキスしてしまったところから全て始まった。
このブログ、カテゴリでは私の恋愛体験を綴っていきたいと思います。
登場人物は仮名、個人が特定できるような情報はぼかしたり一部脚色しますが、基本的な内容は実話と思っていただいて結構です。
私は今の会社に2022年8月、転職でやってきた。
1000人規模の大きな会社で各地に支部・支店が存在するようなところだ。
私の所属する部署は仕事場が2、3分割されており、同じグループ内でも何人かに分かれて別の支店に配属されている。
例えばAという30人規模の部署・グループがあったとして、東京支店と埼玉支店の各店に15人ずつ籍を置いて働いているといった感じだ。
部長は違う支店(以降A支店とする)に籍があり、ミーティングなど用事がある時だけ私が働く支店(以降B支店とする)にやってくる。
逆にA支店でミーティングがあればB支店の私たちが移動する場合もある。
(A〜B支店間の移動はだいたい1時間くらい)
入社した週の最終日に部長(間宮さんとする)と私は初めて顔を合わせた。
入社5日目だったと思う。
部長の名前は部内の連絡ツールによく出てくるので、私はなんとなく顔・名前くらいはあらかじめ認識していた。
私の隣の席が自由席になっていて誰でも使えるような状態なので、部長は当時その席に座っていた。
初めて会った時の第一印象は「家庭を感じさせない、所帯じみてない」「おしゃれな人」「おしゃべり好きそう」「ちょっと毒舌」といった感じだっただろうか。
今思えばこの第一印象はかなり当たっている。
初めてした会話は、私の前職のことと住んでいる場所のことだったかな。
私も入社したばかりであまり仲良く話すような人もいなかったので、色々聞いたり話したりしてくれるのが嬉しくてノリノリで会話した記憶がある。
この時の会話で少し気になったのが、部長が横目で少し目を細めながらニヤッと笑うことだった。なんていうかちょっとキメ顔、みたいな。
「この人、私に気があるんじゃないか」と思わせるような。
自意識過剰になってはいけない、自分の思い過ごしだろうと、この場では心に留めないようにしていた。
この時の視線の意味は後から明らかになるとも知らずに。